はじめまして、おさかなさんです。
初投稿ということで、Twitterのハッシュタグ、「名刺代わりの小説10選」を紹介し、あいさつに代えさせていただきます。
気になる小説があれば、ぜひクリックして詳細をご覧ください。
流浪の月
情緒がぐっちゃぐちゃにされて、もういいじゃん、もうやめてよ、って叫びたくなりました。
なにが真実かは当人が決めるもの。けど、私だったら二人のことを信じられるかとか、「善意」で苦しめないだろうかとかを考えて、苦しんで、読み終わった後は泣きました。
二人を祝福せずにはいられません。
価格:1,650円 |
吸涙鬼
本当に、すごく、美紗も冬馬も優しくて……。
「愛」には、そばにいること、性欲を伴うことがかならずしも必要なわけじゃないと感じました。
二人が出した結論は切なくて、けどこういう愛の形もあるのだと思います。綺麗な描写や文体も相まって、聖書のような一冊。
価格:770円 |
光のとこにいてね
お互いがお互いの半身ってこういうことなのかなって思いました。
感情表現や描写が緻密で、心が揺さぶられます。恋愛という言葉では語れない、二人の一つの愛の物語。
価格:1,980円 |
みつきの雪
出てくる人がみんな優しくて、安心して読めます。
ラストではタイトルの意味がわかると同時に、溢れるようなみつきの行人に対する想いが心に流れ込んできて、外じゃなかったら泣いてました。二人の友情がずっと続いて欲しいです。
田舎が舞台となると、排他的な人柄や遅れた思考、娯楽がなにもないことなどが描かれがちだけど、この話は田舎ならではのあたたかさや自然の豊かさも描写されているのも印象的。
価格:1,540円 |
そして五人がいなくなる
大好きな作家、はやみねかおるさんによる大人気シリーズ、『夢水清志郎の事件ノート』の第一作目。
まるでショータイムを見ているかのような大胆なトリック。登場人物がそれぞれキャラがたっているのもおもしろいです。ギャグシーンでは大笑いしました。(笑)
そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫) [ はやみね かおる ] 価格:825円 |
やがて海へと届く
心ががんじがらめになる作品。
親友を亡くした主人公の心情の表現がすごく緻密で、感情移入しました。その人が死んだ時間に合わせて自分の時間を止めることだけが、その人に思いをはせることじゃないんだと思いました。
読み終わった後はしばらく余韻に浸っていました。
価格:1,650円 |
嘘ですけど、なにか?
超・痛快。
待田の小悪党ぶり、クズさ加減に腹が立つけど、そのぶんスカッとしました。嘘つきVS噓つきという感じで、「毒を以て毒を制す」がピッタリの物語です。
ちなみに、表紙は木内先生の手描きだそうです。
価格:748円 |
ミ・ト・ン
小川糸先生の紡ぐ言葉にじんわりさせられました。
自然、家族、マリカの思考が優しい言葉で描写されています。読後はあたたかい気持ちになり、涙すら出ました。小川糸先生をもっと好きになった一冊。
価格:1,540円 |
夏休み
二組の夫婦によるドタバタラブコメ。描かれているのは青春です。
大人の夏休み、最高でした。夏が来たらクーラーの効いた部屋で読みたいです(笑)。
爽やかで、ずっと笑顔で読める作品。
価格:506円 |
ふれられるよ今は、君のことを
異なる時間軸で生きる男女の、ちょっと不思議なラブストーリー。
自分だけが老いてしまうこと、突然「彼」が消えて今度はいつ会えるかわからないこと——二人が一緒にいることはたくさんの困難があり、切ない気持ちになりました。
ラストは二人のこれからを暗示しているようで、どうか幸せに、と祈ってしまいました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。以上、「名刺代わりの小説10選」です。もし気になる小説があればぜひ読んでみてください。素晴らしい読書生活を!
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